税理士試験の受験生にとっては切っても切れないものとして理論暗
税法の条文をただひたすら暗記しなければならないこの作業は苦痛
計算練習に比べて地味な勉強である理論暗記は、
しかし、理論暗記が「嫌い」だからといっても、決して「苦手(
合格のためには「嫌いだから点数が取れない」ではなく、「
では、どのようにすれば理論の点数が取れるようになるのでしょうか?
今回は理論暗記が嫌いな人でも取り組みやすい点数アップのための方法を書いていきます。
テキストを覚えやすいように加工(書き込み)する
基本的なことなのですがこれはとても大事なことです。
テキストの書き込みには二種類あります。
それは理解のための書き込みと暗記のための書き込みです。
理解のための書き込み
よく実践されているのはこっちの方です。
具体的には「その理論の内容を補完する情報」や「関連する理論の情報」などの追加情報を記入していくことです。
テキストに載っているのは最低限必要な情報だけですので、理解するための手助けとなる情報を追加することで暗記がしやすくなるのです。
理論を暗記するためには、まず理解する必要があります。
「ただテキストに書かれている文字を暗記する」という作業だけでは、その時には覚えたつもりでもすぐに忘れてしまいます。
理解して初めて頭に残り、また忘れたとしても次に覚える時にスムーズに暗記することができるのです。
また、理解していないと応用的なことを聞かれた場合に全く対応できません。
暗記より先に理解を心掛けるようにすれば自然と暗記もついてくるはずです。
暗記のための書き込み
理論の内容をしっかりと理解できたら、次にようやく暗記を始めることができます。
暗記するときに役に立つのがその名の通り暗記のための書き込みです。
これは人それぞれやり方はあると思いますが、とにかく覚えやすくするのです。
私がやっていたのは「強調して覚えやすくする」「メリハリをつけて覚えやすくする」「短く区切って覚えやすくする」ということでした。
1.強調して覚えやすくする
重要語句を丸で囲んだり、下線を引いたり、傍点を付けたりして強調させます。
これによって、どこを重点的に覚えればいいかがはっきりするので強弱をつけて暗記をすることができます。
まずはこの重要な部分から頭に残るように暗記していくようにすれば、長い文章であっても比較的暗記しやすくなります。
2.メリハリをつけて覚えやすくする
文章中に出てくる「その」に下線を引き、「など」や「等」を丸で囲みます。
これらは文章中のあらゆるところに出てきます。
重要なワードではないのですが、最初に文章を一読するときにこの下線や丸囲みをしながら一読していきます。
これをするだけで単調な文章に変化がついて少し覚えやすくなります。(なぜなのかは不明)
騙されたと思って一度やってみてください。
3.短く区切って覚えやすくする
一つの文章が長すぎて覚えにくいものについては、いくつかの短い文章単位に文章を区切ってしまいます。
長い文章をいきなり覚えようとするのは誰だって難しいことです。
文章を短くして少しずつ覚えるようにすれば長文であっても暗記に取り組みやすくなります。
暗記のための時間を工夫する
暗記には時間がかかってしまうのが当たり前です。
しかし、計算練習との兼ね合いもあるのでどの時間にどうやって理論を暗記するかというのは大事なことです。
理論は計算と違ってどこでも、どんな時でも勉強ができます。
電車の中、寝る前に布団の中、風呂の中など細切れの時間でいくらでも勉強ができるのです。
さらに、テキストがなくても、頭の中で暗記したことを思い出して勉強もできるので本当にいつ何時でも理論暗記の時間とすることができます。
書いて暗記しようとする人もいますが、これは時間の無駄です。
せっかくどこでも勉強できる暗記なのに、わざわざ机の上で勉強する意味はありません。
また、理論の暗記を長時間続けるのは苦痛です。
だからこそ細切れの時間で無理なく勉強したり、計算練習をした後に休憩がてら理論を暗記するというような気楽な感じでまずは始めてみるのもいいかもしれません。
わたしのおすすめの暗記法は「理論テキストをスマホで撮って電車の中で見る」という方法です。
これはかなり便利です。
重いテキストを持ち歩かなくてもよくなりますし、わざわざポケットテキストを買わなくてもよいのです。
頭の中で暗唱していてふと忘れてしまった時にも、すぐにスマホを見れば確認することができます。
常に理論暗記とともにあることで、理論の点数アップ間違いなしです。
あとはひたすら努力☆
気楽な気持ちで暗記すればよいと言っておきながら、やっぱり努力はかかせません。
理論が嫌いでも努力してコツコツと勉強を続ければ、必ず上位3割には入れます。
なぜなら、大半の人が理論が嫌いだからです。
この「大半の理論が嫌いな人達」の中で上位に入るためには、誰よりも努力すればよいという簡単な話です笑
何もやらないうちから苦手苦手と言わないで、ある程度の努力をまずしてみましょう。
その時には他の人よりも理論が得意になっているのがきっとわかるはずです。