最近では、一人一台のパソコンとスマホ保有が当たり前になっています。
わからないことがあればそれらを使ってネット検索すればすぐに情報が手に入ります。
このおかげで知らないことも労力を使わずに簡単に知ることができ、何とも便利な世の中になりました。
しかし、情報の入手が簡単になったからと言っても、その情報の信ぴょう性については自分で判断しなければなりません。
ネット上の情報の中には、正しいものもありますが、それと同じくらい多くの偽情報(デマ)も溢れているからです。
かといって、偽情報を恐れてネット検索を全く信用しないというのは、これまたもったいないことです。
今回はネット検索で、正しい情報を効率的に手に入れるコツをお伝えします。
信ぴょう性の順位を知っておく
ネットで調べモノをする時に検索ワードを入れて検索をすると、たくさんの検索結果が表示されます。
ネット検索が下手な人はとりあえず一番上に表示されているページを開けてみて、それらしいことが書いてあればそれを信じて調べモノを終わるということをやってしまいがちです。
大した調べモノではないならそれはそれでよいかもしれません。
しかし、重要な調べモノ、例えば自営業の人が確定申告に当たってわからないことがあるので調べているなどという場合には、偽情報を掴んでしまっては大変危険です。
間違った情報を鵜吞みにしてそのまま確定申告してしまっては、後々面倒なことになってしまいます。
では、どのように気を付ければよいのでしょうか。
それは、信用できるサイトかどうかの判断基準を知っておくことです。
信用できるサイトの順番としては
- 官公庁のサイト
- 専門家のサイト
- 一般人のブログ
- 〇〇知恵袋
- 掲示板サイト
具体例として、税金についての調べモノで言えば
- 国税庁HP
- 税理士のサイト
- 個人事業主のブログ
- ヤ〇ー知恵袋
- 2ちゃ〇の掲示板
という感じになります。
しかし、信頼性の高いサイトを見ただけで調べモノが解決すればよいのですが、それだけでは解決しない場合も多々あります。
(税金のことについては特に、グレーゾーンが多く調べモノを難しくしています。)
ここからが上手なネット検索の重要ポイントです。
順位の低いモノの信ぴょう性を上げる
信頼性の高いサイトで情報を見つけられなかった場合には、あとは信頼性に劣るサイトを見るしかありません。
そして、その信頼性に劣る多数のサイトの中から参考にするサイトを、自分なりの判断基準によって選ぶことになります。
これが一番厄介なことです。
どれもこれも、もっともらしいことを言っているので判断に困ってしまいます。
では、どのように判断していけばよいのでしょうか。
これにはいくつかの方法があります。
1、信頼性の高いサイトの情報との辻褄を合わせる
信頼性に劣るサイトの情報の中にも、信頼性の高いサイトの情報から類推して自分なりの情報に置き換えている場合があります。
これの辻褄が合っているかを信頼性の高いサイトと見比べながら吟味してみるのです。
論理的に正しければ、その情報の信ぴょう性は高まります。
論理が破たんしていれば、その情報は切り捨てて次の情報の吟味に移りましょう。
2、他の多くのサイトでも同様の情報があるかを確認していく
信頼性に劣るサイトをいくつも見ていると、多くのサイトで同様の情報が確認できる場合があります。
多くのサイトで出てくるのであれば、その情報の信ぴょう性は高まります。
あるサイトででしか書かれていなければ、その情報は怪しいかもしれません。
しかし、ここで勘違いしてはいけません。
「みんな言ってるからそれが正しい」という訳では決してありません。
あくまで、信ぴょう性が高まっているだけで、実際にその情報を採用するかは総合的な判断が必要となります。
3、自分でその情報の信ぴょう性に納得できるかを考えてみる
最後は結局自分で判断するしかありません。
1と2を繰り返し行っていけば、調べていることについてある程度知識が深まってきているはずです。
どの情報を選ぶべきかも段々と目星がついてきます。
もし、まだ目星がついていないなら、また1と2の作業に戻って情報の信ぴょう性を上げていく必要があります。
自分で十分納得できて初めて、その情報を信頼して利用することができるのです。
結果、情報が間違っていたら
自分が信じた情報が間違っていたら、その時はその時です。
その失敗を参考に、今後、ネット情報を信用する際の判断基準を改めればよいのです。
ネット検索は、慣れることが大事です。
知りたい情報にいち早くたどり着くために、どんな検索ワードを入れれば良いのかということも慣れれば段々とわかってくるものです。
子供はやめた方がよいかも
子供のうちからネット検索をしていたら、知りたいことについて思考するということをしなくなるで、脳の発達にはよくないという話も聞きます。
考える力を養うためには、ネット検索は反って邪魔な存在となってしまうのです。
また、子供にとってはネット情報の信頼性を判断するのは難しいでしょう。
最初から信頼できる方法で調べモノをさせてあげた方が安全です。
辞書や本などの正当な方法でじっくり時間をかけて調べモノをして脳育に励むべきです。
子供から難しい質問をされた時でも、親は気軽にネット検索はせずに、一緒に考えてあげるようにした方が良いでしょう。
ネット検索はあくまで、時間のない大人が調べモノの横着(効率的に)するためのものという位置づけなのです。
終わりに
時間をかけずに調べることができる方法として、ネット検索は最善の方法です。
調べモノの時間を節約できれば、仕事もその分早く片付きます。
鼻から、ネット情報はデマが多くて危険だと思い利用しないのはもったいないです。
良質な情報なのか、怪しい情報なのかを取捨選択できるようになれば、ネット検索はとても心強い味方となります。
ネットの活用方法を改めて考え直して、賢いネット検索で効率よく時間を使いましょう。