自習室じゃないと勉強できないという思い込み 勉強場所の工夫で効率アップ

勉強場所

税理士試験受験生にとって、勉強場所の確保はとても重要です。

たいていの受験生は、大原やTACの自習室を勉強場所にしているでしょうが、土曜や日曜には自習室がいっぱいで入れないということもよくある話です。

自習室の開く時間に合わせて行けば場所の確保はできますが、前日の仕事で疲れていたら早起きするのも大変です。

かといって午後から勉強しようと思って自習室に行ったけど、いっぱいで入れずに、泣く泣く家に戻るということになればかなりの時間ロスになります。

結局、家に戻って疲れてしまい、今日の勉強は休みにしようとなってしまってはそれこそ最悪の一日となってしまいます。

では、自習室難民の受験生はどうすべきなのでしょうか。

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場所に適した勉強を見つける

これはとても大事なことです。

自習室でないと集中して勉強できないと考えている人も多いでしょうが、それはすべての勉強についてではないはずです。

勉強の種類によって、それに適した勉強場所があるのです。

例えば、理論テキストの流し読みなどは、風呂でもトイレでもどこででもできます。

一方、机が必要でかつ、静かな環境で集中しないとできない勉強を優先的に自習室で行うべきなのです。

では、自習室以外では、どんな場所でどんな勉強ができるのでしょうか。

自宅が静かな環境なら、家での勉強もいいかもしれません。

自習室とそん色なく勉強ができ、よい勉強場所として使えます。

しかし注意したいのは、誘惑が多いということです。

テレビや雑誌やベッドなどついつい少し休憩してしまいたくなるモノがあふれており、集中力を削いでしまいますし、誘惑に負けてしまうかもしれません。

また、家に家族がいるならそれも気になってしまいます。

そんな誘惑に負けてしまいそうな人は素直に自習室に行く方が良いかもしれません。

カフェ

街中にはマクドやミスドなどの雑音の多いカフェから、静かで落ち着いたカフェまで様々あります。

私はよくマクドを愛用していました。

なかなかうるさい環境ですが、ここでもできる勉強はあります。

それは計算のスピードアップ練習です。

難しい計算問題ではなく、繰り返し解いてスピードアップが必要な計算問題を解くようにするのです。

机があるので、電卓をたたく必要がある計算問題には最適です。

また、雑音が多く集中力を削がれますが、単純なスピードアップなら難しい思考は不要ですし、何より集中力を削がれる環境でも集中して計算問題を解くためのよい実践練習にもなります。

しかし、あまり長居しすぎると嫌がられますので、この総合問題を1問解いたら帰るなど、短期集中的にカフェを利用した方が良いかもしれません。

静かな公園のベンチ

暖かい季節ならば公園のベンチも立派な勉強場所です。

ただ、机がないので、できる勉強は限られてしまいます。

理論暗記や計算テキストの読み込みなど、書くことを必要としない勉強が適しているでしょう。

静かな公園のベンチは意外とマクドなんかよりも静かで集中できる場合があります。

頭を使う難しい理論の理解などをするのにも適しているかもしれません。

電車の中

これは多くの人がやっているでしょうが、電車の中でも十分勉強ができます。

座席に座れなければ、スマホに入れた理論テキストを立ちながら軽く読んだり、

座席に座れたなら、返却された確認テストを軽く見返してみたりなど…

単純作業をするのにはうってつけの場所です。

税理士受験生は、電車くらいはゆっくり乗りたいなどと言ってられません。

すき間時間が重要なのです。

布団の中

一日の疲れがたまってすぐに寝てしまいたいところですが、この布団の中も優れた勉強場所です。

ここでするのは、ズバリ理論暗記しかありません。

理論暗記しながら眠さの限界が来たらそのまま眠るのです。

寝る前に暗記していたことが、睡眠中に整理されて、暗記の定着効果も高くなるはずです。

また、翌朝早起きして、寝ぼけ眼のまま布団の中で目が覚めるまで理論暗記するということもできます。

歩きながら

究極的には、歩きながらでも勉強はできます。

頭に入っている理論を思い返してみたり、計算の算式を思い出してみたりなどテキストも筆記用具も使わずとも何かしらの勉強はできるものなのです。

駅に向かう道でも、静かで人の少ない道を選んで行くようにしたりするなど工夫をすることもできます。

終わりに

勉強できる場所は自習室だけではありません。

自習室が空いていなかったから今日は勉強ができないなどと言い訳するのはもってのほかです。

自習室ではなくてもできる勉強を自分なりに見つけるべきです。

そして、自習室で勉強できる場合にはそこでしかできない勉強を優先して行い、勉強の質を高めていきましょう。

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