税理士試験は5科目の合格を必要としています。
1年で合格することは難しく(ほぼ不可能)、早くても全部の合格には2~3年、普通なら5年以上はかかります。
そうなってくると、金銭的にも社会的にもいつまでも受験専念ではいられません。
働きながら勉強をする必要が出てくるのです。
しかし、働きながらの勉強は大変であり、色々と覚悟がいります。
土日祝日は休みではない
平日の仕事で疲れていても受験生としてはだらだら過ごすことができません。
仕事がない日こそ絶好の勉強日和です。
学校の自習室にこもって1日中勉強しなければいけません。
まとまった時間が取れるので総合問題を解いたり、理論を集中して暗記したりといったことで効果的に勉強ができます。
そして、ろくに休まないまま、また月曜を迎えるのです。
これが毎週続くと思うとそれなりの覚悟が必要ということがわかるでしょう。
平日の仕事終わりも大事な時間
仕事が終わって、今日も1日疲れたなぁと思っている暇などありません。
平日に授業がある人は、仕事終わりですぐに学校へ行かなければなりません。
疲れていても、すぐに2.5~3時間の授業が待っているのです。
お腹がすくので授業前にパンなどを少し食べておきます。
まともな晩御飯が食べられるのは、授業後10時頃となります。
平日に授業がない日でも、仕事終わりには勉強しなければなりません。
学校の自習室に行ったり、勤め先が許してくれるならそのまま会社に残って勉強したりします。
家に帰るのは毎日遅くなってしまうのです。
朝も早起きで勉強時間作り
仕事に行くのは大体8時~8時半くらいが普通でしょう。
それなら、5時に起きれば3時間以上時間があります。
朝食を食べたり準備したりの時間を除いても2時間は勉強時間を取ることができます。
眠たいので理論などを眺めるだけになってしまうかもしれませんが、目を覚ますために総合問題を解くのもいいかもしれません。
そして、時間がくれば仕事に出発です。
細切れの時間も有効活用
1日のうちでも細切れの時間を合わせれば結構な時間となります。
通勤電車の中、トイレ、食事中、風呂、寝るまでの布団の中、はたまた歩きながら
これらの時間でも、持ち歩きようの理論を覚えるのには十分な時間です。
いかなる時にも勉強のことから頭を離してはいけないのです。
家族との時間は切り捨てる
結婚していたり、子供がいたりしても家族とゆっくり過ごす時間はありません。
家族サービスできないので、家族の不満が溜まるかもしれません。
家族からの理解を得て勉強しているのならまだいいでしょうが、そうでないなら冷たい目を気にしながら勉強しなければなりません。
もし試験に落ちてしまうようなら、色々と我慢してもらっている家族をもがっかりさせてしまうため、大きなプレッシャーもかかります。
また、長年にわたって家族を我慢させてしまうと、我慢が限界を超えてしまい、離婚してしまうなんてこともよくある話です。
合格しても家族がいなくなってしまえば、喜ぶにも喜べません。
家族の理解があるうちに、何としても早く合格しなければならないのです。
趣味を断つ
誰にでも趣味はあるでしょうが、そんなものは受験勉強の邪魔になってしまいます。
今までずっと楽しんでいた趣味を我慢しなければならないのはかなり辛いことですが、勉強時間を作るためにはやむを得ません。
趣味で日頃のストレスを発散させていたのであれば、ストレス発散の場も無くなってしまいます。
仕事でのストレス、勉強でのストレス、その他様々なストレスを抱えながら毎日勉強を続けなければなりません。
早く合格しないとストレスで病気になってしまうかもしれません。
20代~30代の時期を勉強に費やす
20~30代の時期は気力も体力も充実しており、友達付き合いや恋愛など楽しいことを色々と経験できる時期でもあります。
そんな大事な時期をすべて勉強に充てて、苦しい思いをしなければなりません。
早く終わらせようと思えばそれだけ勉強しなければならず、それだけまた苦しい思いもします。
合格できない年が何年も続くともう泥沼です。
どんどん年を取っていき、本来楽しく過ごせたはずの時期がどんどん失われていきます。
しまいには、税理士試験を受験したことを後悔してしまうかもしれません。
終わりに
税理士試験には上記のようなネガティブな面があります。
少しオーバーに書きましたが、やはり色々と我慢が必要です。
我慢できずに勉強をおろそかにしてしまうと、勉強も私生活も中途半端になってしまいます。
そうなると、中途半端な受験勉強をだらだらと長年続けることとなり、いつまでたっても合格できません。
そんなことにならないように、短期集中で合格を目指すべきであり、そのためには勉強の仕方も工夫が必要となってきます。
当ブログでは他にも早期合格のための効率的な勉強方法について色々と書いていますので、是非参考にして頂ければ幸いです。
また、税理士試験で悩んでいる人向けに、わたしへの直接の相談(無料)も受付中ですのでどうぞご利用ください。