7月1日で税理士事務所を開業してようやく1年が経ちました。
色々大変なこともありますが、おおむね楽しんで仕事ができているので、開業して本当に良かったです。
そして、顧問先が全くのゼロの状態からスタートしても、意外と何とかなるものなんだなあと思ったりしてます。
今回は、税理士として独立開業するのを悩んでる人を後押しするお話です。
1年経ってサラリーマン時代の収入に戻った
わたしの場合は顧問先0件からのスタートということで、開業から数か月間は全くの無収入でした。
そして、1年経ってようやくサラリーマン時代の収入に戻りました。
(一般的なサラリーマンよりかなり低めですが…)
これを超えなければ独立開業した意味もないので、まずは第1目標クリアといったところです。
2~3年はかかるかと思いましたが、意外と早かったので気持ちとしては少し楽になりました。
ただし、サラリーマン時代に比べれば経費もかかるし、家族も増えて必要な生活費も多くなっているので、日々の生活としてはギリギリの状態です。
しかし、1年でこれだけできたのだから、2年3年と経てばもっと良くなっているはずです。
まだまだこれからが楽しみです。
臨時収入が助けになる
顧問先数が少なくても、臨時収入があるので何とかやっていけているというのもあります。
例えば、「確定申告時期の臨時業務」や「税理士会の所属支部の税務支援業務(記帳指導、地区相談会)」や「租税教室」など、仕事がなくて暇な時期には臨時収入があると非常に助かります。
また、勤務時代には経験できない業務が経験できて結構楽しかったりします。
特に、記帳指導業務は色んな納税者としゃべれるので面白い話が聞けたりしておススメです。
ブログもちょっとした収入の助けになります。
それだけでなく広告効果もあるのでやる価値は十分あると思います。
是非、開業してすぐの暇な時期にやっておくべきでしょう。
経費は意外とかからない
うちの年間固定経費は大体以下のような感じです。
- 近畿税理士会年会費 82,800円
- 伊丹支部年会費 24,000円
- 会計ソフト 54,000円
- 税務ソフト 75,600円
- 家賃 194,400円
- その他 15万円くらい
合計60万円くらいです。
事務所を自宅にすれば、年間40万円くらいでいけます。
他に変動費もあるでしょうが、節約すればそう大きな金額にはならないでしょう。
従業員を雇わず、1人で仕事するなら収入の大部分をそっくりそのまま手にすることができます。
勤務時代は自分の売上の30%くらいしかもらえませんが、独立すればここが大きく変わるのです。
仕事さえ増えれば、どんどん稼げるというのは夢があっていいですよね。
自分のやり方を通せる
雇われている身だと、どうしても最終判断は上司の指示を仰ぐことになります。
自分はこうだと思っていてもそれに従わなければならないのは不本意なものです。
また、いちいち確認を取るのは面倒くさかったりもします。
独立すれば、すべてが自分の判断で決定できます。
素早い判断ができるのでお客さんには喜ばれますし、何より自分で考えた上での決定なので自分でも納得できます。
ただし、その決定の責任はすべて自分にかかってきます。
それが独立するということの、大変な所でありまた面白い所でもあると思います。
時間を自由に使える
独立すれば時間はすべて自分のものになります。
こうやってブログを書く時間や、気になることを勉強する時間、一休みする時間など好きに取ることができるのです。
自分のペースで仕事ができるというのは本当に幸せです。
誰からも文句を言われず、ストレスなく仕事ができるというのは最高の贅沢だと思います。
これだけでも、独立する価値は十分にあるはずです。
終わりに
開業してしばらくは全く仕事がありませんでした。
このままの状態が続くとヤバいとは思いながらも、まだ始まったばかりということでそこまで焦ることなく暇な日々を過ごしていました。
しかし、その状態からもHPから問い合わせがあったり、知り合いからの紹介だったりと徐々に仕事も入るようになってきました。
運が良かったと言ってしまえばそれまでですが、自分なりに色々ともがいてみた結果だと思っています。
これを踏まえて、独立開業に悩んでいる人はすぐにでも開業してしまうべきです。
もがけばきっと、何とかなるはずですから。