いよいよ明日から”20代税理士”の肩書を捨てなければならなくなりました。
そうです。
とうとう30代に突入です。
というわけで、今回は20代税理士についてのお話。
20代税理士の稀少性
税理士の平均年齢は60歳以上と言われています。
そんな中で、20代の税理士は一体どれくらいいるのでしょうか。
平成26年の実態調査によると、なんと全体の0.6%しかいないそうです。
税理士全体の数がおよそ77,000人くらいですので、20代税理士の数は全国に460人ほどしかいないことになります。
円グラフにするとこんな感じです。
肉眼では見えないくらいですね。
さらに、20代の”開業”税理士ということになるとたったの0.1%となってしまいます。
全国には80人ほどしかいないのです。
そして各都道府県には1~2人。
伊丹市ではもちろん、わたし1人でした。
この稀少性がわかってもらえたでしょうか。
20代”開業”税理士を名乗れなくなるのは、何だか大きな強みを失うように感じてしまいます。
20代”開業”税理士のメリット
次のようなメリットがあるのではないでしょうか。
わたし特有のものもあったりするかもです。
- 若い人が気軽に相談してくれる
- 若い人の起業に関われて面白い
- 変わった事業内容の相談が多い
- 固くならずフランクに話してもらえる
- 気軽に相談してもらえる
- 雇われ税理士ではできない経験ができる
- 失敗を恐れずチャレンジできる
- 若いのに頑張っていると思われる
- 色んな人に気にかけてもらえる
- ご馳走してもらいやすい
- 子供が小さいので生活費は少なくて済む
- 20代の大切な時間を有意義に使える
- とにかく元気 etc
こうして見てみると、30代になったからと言ってすぐに消えてしまうメリットはほとんどなさそうですね。
今まで通り若くて相談しやすいと思ってもらえるように、無理に30代の大人感(?)を出さずにやっていこうと思います。
20代”開業”税理士のデメリット
メリットがあればデメリットもあるもの。
こんなデメリットが考えられます。
- 若過ぎて信用できないと思われる
- 若過ぎて経験が薄いと思われる
- 若過ぎて頼りにならないと思われる
- 若いので安く仕事してくれると思われる
- 若いので面倒なことは何でもしてくれると思われる
- 年下からのアドバイスだと煙たがられる
- 貫禄がない
- チャラい感じがする
- 今どきの若いものは… etc
20代だからこそのデメリットのように見えますが、実はその人自身の人柄や対応の仕方で何とかなりそうでもあります。
信頼感や安心感はコミュニケーションの取り方でどうにでもなりますし、若いからと言ってへりくだる必要はなく堂々としていれば軽く扱われることもないでしょう。
ただ、貫禄をつけるにはまだまだ修行が足りないかもしれませんね笑
30代になっても楽しさを忘れずに
30代になったからと言って急に馬鹿まじめに仕事するのもおかしな話です。
もちろん今までも真面目に仕事をしていましたが、真面目でありなおかつ”楽しみながら仕事する”というのを心がけていました。
楽しくなければこの仕事を選んだ意味がありません。
楽しそうな仕事は安くても引き受けますし、楽しくない仕事はきっぱり断っています。
若いからそんなこと言ってられるんだと思われるかもしれませんが、この初心だけはずっと忘れず大切にしたいと思っています。
生涯続けていく仕事なのだから、ここで妥協していてはつまらない人生になってしまうでしょう。
終わりに
20代税理士との別れは何だか寂しいものがありますが、しかし、明日からは”若さ”と”貫禄”の30代税理士へとステップアップです。
特に何も変わらないのだろうとは思いながらも、自分へのけじめとして記事にしてみました。
急がず焦らず年を重ねていければいいですね。
ちなみに、明日はバースデー休暇です(^^)v