1年に1回の税理士試験。
次の合格に向けて1年間必死で勉強するのは当然のことですが、1年間ぶっ通しで100%の頑張りを維持し続けるのは難しいものです。
途中で、中だるみややる気の出ない時だって出てくるのは当然。
そんな時には気分転換や息抜きをしたって構わないのです。
逆に、頑張りすぎて試験本番までに力尽きてしまう方がマズいです。
息抜きと言っても、受験生なので節度を守っての軽めのものがおススメです。
昼寝
一番オーソドックスな息抜きです。
勉強に疲れたら、その場ですぐにお手軽にできます。
自習室でも、家でも、電車でも、立ってさえいなければどこでも。
(稀に立ちながらでも寝れる人はいますが…)
また、やり方次第では勉強の手助けにもなります。
理論暗記 → 昼寝
計算式暗記 → 昼寝
テストでよく間違える箇所のチェック → 昼寝
という流れで昼寝を勉強の一部に組み込んでしまえば、知識の定着も促せます。
ただし、この便利な昼寝でも注意しなければいけないのは、寝過ぎです。
15分のつもりが、気持ちよくて1時間、2時間も寝てしまっては、大変です。
寝過ぎた後は、頭の働きも鈍りますし、勉強時間も削られてしまいます。
夜の寝つきも悪くなって翌日にまで影響が出てしまいます。
寝過ぎないためにも、「座って寝る」「バイブで目覚ましをかけておく」「寝起きのコーヒーを準備しておく」など工夫した方が良いでしょう。
立ち読み
コンビニなどでの軽い立ち読みもおススメです。
(立ち読みだけして帰るのはコンビニに申し訳ないので、必ず何か買って帰るようにはしましょう!)
私はよく休憩がてら、コンビニでジャンプの「ワンピース」だけを読んでいました。
(もちろん、買い物を兼ねて!)
ジャンプなどの週刊誌でマンガ1話分だけなら2~3分で読めるので時間も取りませんし、コンビニなど帰宅途中にいくらでもあるので、わざわざ行く手間もかかりません。
帰宅途中でなくても、自習の休憩中に飲み物を買いに行くついでや、コンビニ弁当を温めている間にでも構いません。
ちょっとした息抜きになるでしょう。
雑誌を買うのではなく、立ち読みするというのが味噌です。
その雑誌を買ってしまえば、1冊丸々読んでしまうことになり、時間を使い過ぎて勉強の邪魔になるのでNGです。
また、続き物のマンガは次週の内容が気になって勉強に影響を及ぼす可能性があります。
(勉強中にふと思い出したりしてしまいます。)
なので、本試験の直前3か月くらい前までには、続き物のマンガを読むのはやめた方が良いでしょう。
そして、試験が終わってからの楽しみにと取っておくと、勉強のモチベーションも上がります。
筋トレ
勉強で頭ばかり使っている中で、たまに体を使うととても良い気分転換になります。
これは、自習室ではしにくい(できない!)ので、家に帰ってからの勉強の合間や風呂に入る前に軽くするのがおススメです。
ほんの軽くやるだけでも十分気分転換になります。
腕立て10回でも、腹筋10回でも。
そして、なるべく時間をかけ過ぎないようにしましょう。
(2~3分で終わるくらいの筋トレで十分)
筋トレはやり出すときりがありませんし、やりすぎると筋肉痛で勉強に影響が出ます。
また、「10回や20回の腕立てや腹筋では満足できない」という人は、負荷をかけて10回しかできないようにしてしまいましょう。
(腕立てなら片腕腕立て、腹筋ならこんなやり方があるみたいです。)
筋トレは気分転換になるだけでなく、試験まで毎日続ければ、試験後にはダイエットに成功し、割れた腹筋を手に入れることができているかもしれません(笑)
ただし、やりすぎにはくれぐれもご注意を!
散歩
これも筋トレと同じで、頭ばかり使っている中で体を動かすととてもすっきりします。
休憩中に学校の周りをうろうろしたり、帰り道をいつもより遠回りして歩いてみたり。
また、ただ歩くだけではなく、さっき覚えた理論を思い出してみたり、次は何の勉強をするかの計画を立ててみたり、色々と考えながらでも散歩はできます。
ただの散歩ではなく、意味のある散歩にすることもできるのです。
通行料の多い道では、考え事をしながら歩くのは危険なので、最初のうちは静かで安全な道を探すための散歩がいいかもしれません。
うまいものを食べる
これは生活の一部を気分転換にしてしまうという何とも素晴らしい方法です。
晩御飯にちょっといいものを食べたり、ちょっと高級なお菓子を買ったり、おいしいジュースを飲んだり。
うまいものを食べるだけで、幸せな気分になれます。
食は生活の一部なので、時間の浪費にもなりません。
ただし、うまいものは大抵、値段もそこそこするので、頻繁にはできないかもしれません。
模試が終わった後や、勉強で疲れ切った時など、ここぞという時の方法にした方が良いでしょう。
スーパー銭湯
これは好みがあるかもしれませんが、広い風呂に入るのはとても気持ちがいいものです。
また、寒い中で露天風呂に入ると、天国のような気分になれます。
勉強の疲れも一気に吹き飛びます。
そして、湯船の中ではもちろん、頭の中で理論の復唱をすることができます。
(本の持ち込みは禁止されている所が多いのでやめておきましょう。)
いつもと違った場所での勉強もまた気分転換になるのです。
なお、冬の時期の銭湯はおススメですが、本試験前の暑い時期にはあまり気持ちよくありませんし逆に疲れるのでおススメできません。
(人それぞれかもしれませんが…)
また、近所に大きな銭湯がないとわざわざ遠くまで行くことになるので、時間はもったいないかもしれません。
終わりに
何が息抜きになるかは人それぞれ。
上記以外でも自分に合った息抜きを見つけるのも良いでしょう。
ただし、時間のかかるもの、体が疲れるもの、熱中しすぎるものは受験生にとっては大敵となります。
例えば、旅行、長時間の筋トレ・ランニング、ロールプレイングゲームetc。
あくまでも受験生ということを忘れずに、勉強の邪魔にならない気分転換で、つらい受験生活を乗り切りましょう。