最近、アマゾンマーケットプレイスでの詐欺が増えているようです。
ニュースでも注意喚起がされていて被害者はかなり多いみたいです。
私もうっかりと引っかかってしまいました。
いつも気軽に利用している大手業者アマゾンでこんなことになるとは思っていなかったのでびっくりしました。
いつも購入している日用品がなぜかいつもよりも安い
私が引っかかってしまった商品はこれ。
子どものおむつをほかすのに使っているにおいを防ぐゴミ袋です。
いつもはアマゾン定期便で2,100円くらいで購入しているのですが、今回購入しようとするといつもよりかなり安い値段で出品されているのを見つけてしまい目が行ってしまいました。
これがその詐欺商品。
よくよく考えたら安過ぎます。
しかも、送料無料なんてありえない。
しかし、いつも利用している安心のアマゾンということもあり、特に気にせずに「安くなっててラッキー」と思って即購入してしまいました。
直後にニュースを見て固まる
「いい買い物ができたでー」と嫁に自慢していたら、テレビのニュースでアマゾンのことをやっているのに気付きました。
最近話題の「配達業者泣かせの話」かと思って聞いていると、なんとアマゾン詐欺が流行っているという話です。
アマゾンマーケットプレイスで異常に安い商品を売るが、商品は届けず、個人情報だけ奪うという手口の詐欺とのことでした。
ギクッとしました。
やられたーーーー!
今しがた、自分もその詐欺に引っかかってしまっているやないですか。
もう少し早くこのニュースを見ていれば回避できたのに、何というタイミングの悪さでしょうか。
まぁ、引っかかってしまったものはしょうがありません。
その後始末をどうするかです。
しばらくは様子見のため待機
とりあえず出品者に対して、商品キャンセルの連絡をしましたが返事は返ってきませんでした。
そうなると後はアマゾンマーケットプレイス保証でお金を取り戻すしかありません。
アマゾンマーケットプレイスでは、アマゾン以外の出品者から商品を購入することになるので、何か問題があると原則出品者と購入者の間で解決が必要となりますが、どうしても問題が解決しない場合には、アマゾンマーケットプレイス保証によってアマゾンから返金を受けることができます。
しかし、注文から一定期間(お届け予定日の最終日から3日後まで?)は申請ができないようです。
絶対詐欺だとわかっていたのですが、しばらく待たされることになりました。
その間には、詐欺業者は詐欺のカモフラージュのために、商品を発送したという偽りの情報を出してきました。
そこに示された配送業者(郵便局)の荷物問い合わせ番号を調べると、なんと中国から国際郵便で配達中と表示されました。
こんな安くで買った商品をわざわざ国際郵便で送るなんてあり得ません。
どうやら国際郵便にして到着予定日が遅くなるようにしているようです。
アマゾン詐欺被害者のネット書き込みを見ていると、多くの場合、注文商品は国際郵便で配送中との表示となって、最終的には配達完了はまったく違う場所が表示されて、その問い合わせ番号は無関係の荷物のものだったとわかるようです。
当然、私の商品も配達完了場所はまったく関係ない場所”神奈川県”となっており、お届けは完了したとの表示が出ていました。
こんな感じです。
そして、商品が届かないままようやく一定期間が過ぎたので、やっとアマゾンマーケットプレイス保証を申請することができました。
アマゾンマーケットプレイス保証は簡単
初めて、この保証の申請をすることになったのですが、その方法は至って簡単でした。
注文履歴から、「マーケットプレイス保証を申請」ボタンを押して簡単な手続きをするだけ。
手続き後、すぐにこんなメールがアマゾンから届きました。
申請すればすぐに保証が適用されるようです。
しかし、実際に返金されるまでは安心できないと思っていると、その日の晩にはこんなメールが届きました。
返金は完了したとのことです。
カード払いで購入したので、カード会社での返金処理となります。
それにしても素早い対応。
こんな簡単にお金が戻ってくるとは思いませんでした。
また、このアマゾンマーケットプレイス保証は、生涯で50回しか使えないとのこと。
まぁ生涯で50回も保証を受けるとは到底思えませんので、全然気にすることは無いと思います。
大きな被害は個人情報
お金は全額戻ってきたのでまったく問題ないのではと思ってしまいますが、重要なのは個人情報を盗られてしまったこと。
マーケットプレイスでは以下の個人情報が出品者に知られてしまうようです。
- 購入者の氏名(アカウントに登録の名前のみ)
- 電話番号(出品者によっては伝えない場合がある)
- 購入者のEメールアドレス(暗号化されたアドレスのみ)
- 商品受取人の氏名
- 商品の届け先
これくらいの個人情報は誰でも既に世の中に出回っているような気もしますが、やはり悪用されて二次被害に遭ってしまわないかがちょっと心配です。
終わりに
今回改めて気付かされたのは、普段からネット取引に慣れてしまっていて本来のネット取引の持つ怖さを忘れてしまっていたことです。
大手のアマゾンを介している取引だからと言っても、購入するのはまったく素性を知らない他人からです。
いつもちゃんと商品が届くから油断しきっていましたが、ネット上には悪人も数多くいます。
特にネット上では、おいしい話には気を付けなければいけないとわかっただけでも今回はよかったのかもしれません。
なお税理士選びも同様、安物買いに走って後悔しないように注意してください。