本気を出すならゴールデンウィークから! 税理士試験ラストスパートに向けての勉強法

GW

先日、嫌な夢を見てしまいました。

それは、税理士試験の受験生時代の夢でした。

”もうゴールデンウィーク前だというのに勉強がはかどっておらず、そろそろ本気を出して勉強しなければヤバいなぁと焦っている” 嫌な夢でした(~_~;)。

実際に受験生時代には、ゴールデンウィーク頃になると本試験が近づいていることへの焦りをよく感じていました。

また、毎年ラストスパートをかけ始めるのもこのゴールデンウィーク頃からでした。

仕事が忙しく勉強がまだ追いついていなくても、このゴールデンウィークをきっかけにすれば巻き返すこともできます。

今回は、この時期に私がやっていたことをいくつか紹介します。

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計算テキストを一から読み直し

これはまとまった勉強時間が取れるゴールデンウィーク中に是非やっておくべきです。

せっかく時間があるので、総合問題演習に時間を使いたくなる気持ちもわかりますが、総合問題はこれから始まる模試(大原では実力判定公開模試、いわゆる”実判”)で嫌というほど練習ができます。

そして、この模試で計算の点数を少しでも伸ばしていきたいのなら、このテキストの読み込みが一番大事となってきます。

計算問題はほぼすべて、計算テキストの内容から出題されます。

ですので、テキストの細かい部分までしっかりと読み込んでおけば解けない問題はほとんどないのです。
(本試験では、テキストに載っていない問題も出題されますがそれは捨て問)

なお、テキストの読み込みと言っても、テキストをただ普通に読んでいくだけではもったいないです。

テキスト読み込みには必ず付箋とラインマーカーを使いましょう。

やり方はこう。

  • 少しでもうる覚えで自身の無い箇所があれば、そこをいつもと違う色のマーカーで囲んで目立たせます。
  • 同時に、そのページに付箋も貼っておきます。

細かい論点まで覚えきれていない場合には、かなりたくさんの付箋をテキストに貼ることになりますがそれでOKです。
(人はこれをハリネズミのようだと言います)

この作業をしながら、とりあえずテキストを一周させましょう。

実判が始まるまでにはこの読み込みを済ませておきたいところです。

そして、実判に臨みます。

実判後にテキストの付箋を役立たせます

  • 実判で、付箋を貼っていた論点で解けなかったところは、さらに別の色の付箋に張り替えさらに目立たせます。
  • また、付箋を貼っていなかったのに解けなかった論点は付箋を追加します。
  • 実判でも解けたしもう大丈夫という箇所の付箋は剥がしてしまいましょう。
    (また間違えたら再び付箋追加)

今後テキストの読み込みをする場合には、この付箋の箇所だけを見ればよいのです。

これで2回目からは効率的にテキストの読み込みをしていくことができます。

なお、付箋だけでなくマーカーも使うのは、その付箋を貼ったページの中でも既に理解できている不要な箇所には目を通さなくても済むようにするためです。

何ページも見ていく中では、これも時間の節約につながります。

実判対策の理論暗記を優先する

この時期にはまだ理論がうる覚えだったり、昔に覚えた理論は頭からすっかり抜けていたりします。

しかし、この時期から大原では毎週「実力判定公開模試」が行われますので、まだ全然覚えきれていない理論の勉強をどうすればいいのかしっちゃかめっちゃかになってしまいます。

そんな時には、とにかく、実判の範囲になっている理論を最優先に勉強しましょう。

せっかくの数少ない模試を受けるチャンスですので、理論を覚えずに受けるのはもったいな過ぎます。

自分の書いた理論を採点してもらえる機会もそんなに多くないので、実判前には何よりもまず、その試験範囲となっている理論の勉強に集中するべきです。

それでも理論が回らないという人は、担当講師の先生にこっそりと、次の実判の理論範囲を絞ってもらいましょう。

これは私もよくやっていました。

そうまでしても、「試験時間の中で実際に覚えた理論を書く」というのは大事なことなのです。

趣味・遊びを断つ

ゴールデンウィークまでは週に1回くらいの息抜きも必要でしょうが、これ以後は遊びの時間を減らしていきましょう。

今は、本試験に向けて勉強のペースをどんどん上げていく時期なのです。

3か月くらい遊ばなくても死にはしません

3か月耐えれば遊べると思えば何とか我慢できるはず。
(これ以上の我慢は途中で息切れしてしまう危険があります)

どうしてもしんどいなら、月に1回だけ遊ぶ日を決めてモチベーションをキープするという方法もありますが、自分で決めたルールは必ず守りましょう。

ここからは、自分との闘いでもあるのです。

また、趣味があるならそれも試験後までは断ちましょう。

これは、趣味が勉強を邪魔するという理由だけではなく、願掛けの意味合いもこもっています。

試験合格という願いをかなえるためには、少なからず神頼みも必要となってくるでしょう。

神頼みと言っても、結局は自分を奮い立たせるためのものなのですが。

「これだけ好きなことを我慢しているのだから、合格させてくださいよ神様!」という合格への強い思いを持って勉強しましょうということです。

それで、神様が助けてくれるかどうかはあなたのそれまでの努力次第だとは思いますが笑。

終わりに

久しぶりの長期休暇でゆっくりしたいという気持ちもわかりますが、この時期に頑張ったかどうかで合格は左右されます。

ここで手を抜けば一気にペースが乱れてしまい、今までの勉強が無駄になってしまうかもしれません。

本試験までのスムーズな勉強の流れを作るためにも、ここが踏ん張りどころと思って、あと3か月頑張ってみてはいかがでしょうか。

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