デスクワークをするにあたって、切っても切れないものとなっている ”Excel” 。
あまり使い方を意識せず普段使っているかもしれませんが、その使い方次第で仕事の効率をはるかに良くすることができてしまいます。
Excelで効率化と聞くと、ややこしい関数やVBAなど、習得するのにそれなりに時間のかかるものを想像するかもしれません。
今回紹介するのはそういった難しいものではなく、簡単にExcel作業を効率化できる今すぐ使える便利な小技です。
特に赤文字の小技はおススメですので、是非ご確認を。
1、「Ctrl」+「Z」
これは使っている人も多いと思います。
[元に戻す]のショートカットキーです。
間違えた操作を素早く元に戻せます。
Excel上部には[元に戻す]ボタンがありますが、そんなのを押しているよりもこのショートカットキーを使う方が数倍早いです。
Excel作業の効率化の基本は、できるだけマウスを使わない操作です。
キーボードだけで操作することで素早い操作が可能となりますので、この基本的なショートカットキーは是非使うべきです。
ちなみに、「Ctrl」+「Y」は[やり直し]のショートカットキーですので合わせて覚えておくといいでしょう。([やり直し]は[元に戻す]の逆操作のことです)
2、「Ctrl」+「D」
これは上のセルをその下にコピペするショートカットキーです。
①上のセルを「Ctrl」+「C」でコピーして、
②下のセルに「Ctrl」+「V」で貼り付ける
という2段階の作業を一発でこなせます。
ちなみに、「Ctrl」+「R」は左のセルを右にコピペできます。
覚え方は、下(Down)にコピペ、右(Right)にコピペ、で覚えられます。
3、「Shift」+「スペース」
行を選択するショートカットキーです。
行の挿入をする時に、上のショートカットキーで行を選択して、「Ctrl」+「+」で素早く行を挿入できます。
ちなみに、「Ctrl」+「スペース」は列の選択ができます。
4、「Ctrl」+「Shift」+「↓」
そのセルから、データの入力されている最後のセルまでの範囲を一気に選択できます。
それって便利なん?って思うかも知れませんが、かなり便利です。
データが大量に入力されたExcelシートでその効果が発揮されます。
一番上から一番下までの範囲のセルをマウスを使って選択するのはかなり面倒です。
(列選択では、データの入力してあるセル以外も選択してしまうことになるのでダメです)
そんな時にこれを使えば一発で選択可能。
また、矢印の向きを変えれば、上下左右どの方向にも選択できます。
5、「Ctrl」+「Enter」
複数のセルを選択した状態で、その内一つのセルにデータ入力後、「Ctrl」+「Enter」で入力確定すれば一気に選択中のセルすべてに同じデータが入力されます。
複数のセルに同じデータを入力したい時に、いちいち一つずつに同じデータを入力していくのはとっても面倒。
かといって、コピペで一つずつ貼り付けていくのも面倒です。
これが何百というセルならもうその作業は無駄でしかありません。
これを使えば一瞬でその作業は終わります。
6、セルコピー後、「Enter」
上記の「Ctrl」+「Enter」と似ています。
セルをコピーした状態で、別の複数セルを選択して「Enter」を押すと、その選択したセルすべてにコピーしたセルを貼り付けることができます。
複数のセルにコピペする場合に一気にできて便利です。
7、「Ctrl」+「Home」
A1セルにジャンプできるショートカットキーです。
Excelが大きなシートになりすぎてしまった場合に、Exceシートの中途半端な位置から一気に一番上のスタート地点(A1セル)に戻れます。
画面をスクロールして上に戻る時間を考えると、段違いの早さです。
8、「Ctrl」+「1」
セルの書式設定のショートカットキーです。
マウスを使って右クリックからセルの書式設定を選択するのって意外と手間取りませんか?
(右クリック後、下から5番目くらいにあるがいつも見失いがち)
そんな時にはこれが便利。
マウス不要で楽々です。
9、「Ctrl」+「Shift」+「1」
数値に桁区切りのコンマを付けるショートカットキーです。
つまり、「1000000」→「1,000,000」にできます。
Excel上部の桁区切りボタンってちっちゃいから、マウスで押すとき結構面倒です。
そんな時にこれを使って一瞬で桁区切りができます。
10、「Alt」+「Shift」+「=」
オートSUMのショートカットキーです。
SUM関数は何気によく使う関数ですが、数式タブの[オートSUM]ボタンをいちいちマウスでクリックするのは面倒です。
そんな時にこのショートカットキーを使えば一瞬で、合計を出すことができます。
11、「+」キー
数式や関数を入力する際、先頭には必ず「=」を入力する必要があります。
しかし、テンキーに「=」が付いているキーボードは少ないです。
そうなると「=」の入力は、「Shift」+「=」の2つのキーを押す必要があり、ちょっと面倒です。
これを解決するために「+」キーを使います。
実は数式入力の際には「=」の代わりに「+」を使うこともできるのです。
つまり、「=SUM(A1:A10)」の代わりに「+SUM(A1:A10)」としても良いのです。
(この場合、数式確定後に先頭に自動的に「=」が付きます)
これはかなり便利。
テンキーにはほぼ100%「+」キーは付いています。
「=」の入力が面倒って思っている人は是非この「+」を使ってみてください。
終わりに
今回紹介したExcel小技は、すぐに実践できる簡単なものばかりです。
今からでもすぐに使ってみて作業スピードを速めてみてください。
また他にも探せば、Excelには便利な技がいっぱいあります。
作業効率化のために、自分に合った便利技を見つけてみるのもいいかもしれませんね。