就職や進学、転勤や転職、家族が増えたり減ったりetc…
人生の中でも引っ越しをするタイミングは限られています。
あまり頻繁には経験しない引っ越しで失敗しないためには前もっての情報収集が重要です。
今回私が引っ越しを体験した中でこれは役に立つと思う情報をお伝えしていきます。
引越し業者は比較サイトで選ぶとお得
アート、ありさんマーク、サカイなど引越し業者は大手から無名のものまで無数にあります。
そんな中からお得な業者を選ぶのは大変です。
かといって、鼻から「面倒くさいから大手でいいや」と決めてしまっていては絶対損です。
そんな無数の業者の中からお得な業者を選べるのが引越し業者比較サイトです。
有名なのものには、引越し侍があります。
使い方は簡単で、引越し予定日や引越し先、荷物の量など基本情報を入力すれば各業者の見積額が表示されます。
この中から安くて信頼できそうな業者を選んで申し込みをすれば、その業者から連絡があって正式に契約を結ぶこととなります。
ただ、注意した方が良いのは見積サイトでの見積額と業者との本契約での金額は若干誤差があります。
私の場合もネットでの見積額より、電話で提示された金額が5千円ほど高くなっていました。
見積時と契約時のタイミングの問題かもしれませんが、気を付けたほうが良いでしょう。
また、業者の選定の際には、その業者の口コミをよくチェックするべきです。
荷物の扱い方や接客態度はもちろんのこと。
特に ”電話での契約金額から当日の請求金額が増えることがないか” は十分に確認するべきです。
私がお願いした業者は人力引越社でした。
見積比較サイトでは一番安く、口コミもよかったので、あまり有名ではありませんがここに決めました。
無名の業者では、不安に思う面もありますが、口コミをしっかりと確認すれば安心もできます。
今回は大阪から伊丹までの近距離の引っ越しでしたので値段は格安で、27,000円で済みました。
タンス、棚、ソファ、冷蔵庫、洗濯機、テレビ台、段ボール20個。
荷物は若干少なめですが、驚きの安さでした。
当日の作業もしっかりと丁寧にしてくれて言うことなしの満足度でした。
とここまではよかったのですが、問題はエアコンでした。
訳あってエアコンは別の業者(引越し侍のエアコンサポート)に依頼しました。
しかし、これが中々の誤算でした。
エアコンの移設は高い!本当に高い!
いろいろと調べてみると、引越し侍のエアコンサポートがとても安そうに思えたので引越し業者とは別にエアコンの移設工事の申し込みをしました。
この申し込み段階では、取外し5,000円、取付け3,500円という金額で十分安かったのです。
しかし、その工事金額の下には注意書きとして配管交換が必要なら別途料金がかかるとの記載がありました。
その時にはあまり気にせずにいましたが、当日になって驚かされました。
取外しはそのままの金額だったのですが、取付けではなんと31,000円という高額な代金となってしまいました。
3,500円のつもりでいたのに、31,000円です泣。
というのは、工事業者の人にエアコン移設の際には配管も古くなっておりエアコンの正常な動作を保証できないので交換した方が良いという説明を聞かされたからです。
また、配管交換だけでなく、ガスの充填もした方がよいということでしたので、さらに値段が高くなり、結果31,000円ということになってしまったのです。
これが本当にやっておいた方がよい作業なのかは素人の私にはまったくわかりませんが、プロの人にそう言われてしまえば不安なのでそうするしかありません。
これがお得だったのかどうかも今となってはわからないですが、エアコンの移設は思わぬ高値になるということは前もって知っておいた方が良いでしょう。
引越し後にもやることはたくさんある
引越し後には、転出転入届の提出など手続きがたくさんありますが、気を付けたほうが良いのが次のものです。
郵便の転送届
これは忘れがちで、引越した後に遅れて手続きをしてしまう人も多いです。
この郵便の転送届はネットからでも郵便局に直接行ってもできるのですが、注意が必要なのは手続きしてから転送が開始されるまで1週間程度かかるということです。
それまでは旧住所に郵便物がどんどん届いてしまいます。
近場での引っ越しなら郵便物の確認にも行けますが、遠い所への引っ越しではそれもできません。
転送をかけるなら是非早めにしておいた方が良いでしょう。
色々な住所変更の手続き
今まで様々な場面で住所の登録をしていますので、それをすべて新住所にしなければなりません。
銀行、クレジットカード、証券会社、電話会社などは特に登録変更をし忘れないように注意しましょう。
また、よく忘れがちなのが運転免許証の住所変更の手続きです。
本人確認のためによく提示する運転免許証ですが、その住所が旧住所となっていては本人確認の役にはたちません。
免許証の住所変更は新住所の警察署でできますので、早めの手続きをしましょう。
引っ越しの補助金をもらえるかも
これは意外と知られていないものなのですが、市区町村によっては転入してきた人に補助金を交付してくれる場合があります。
私も引っ越しをしてから知った(転入届を出すときに補助金の案内の書類をもらった)のですが、これがとても良い制度です。
伊丹市の場合には「転入促進事業」という制度で、若者世代・子育て世代の住宅取得補助・賃貸住宅入居補助などがあります。
細かい条件はいくつかあるのですが親が伊丹市に住んでいればたいていの人はこの補助金が受けられます。
私も引っ越し費用について補助金申請したら、32,000円の補助金を受けることができました。
(なんとこの制度、平成28年8月1日から始まったようで、今回の引っ越しでは丁度よいタイミングでラッキーでした。)
この制度は最大で引っ越し費用の半分の補助金を受けることができるのです。
知っているか知らないかでこんなにお得になることもあるのです。
終わりに
やはり引っ越しは滅多にすることではありませんので、かなりの労力を使います。
荷物の整理などの肉体労働だけでなく、各種手続きなどの細かい作業もたくさんあります。
ここには書きませんでしたが、「本籍は移したほうがよいのか?」や「子供手当や子供医療費の新たな届出」など他にもまだまだ頭を悩ませることが多いです。
一方で、知っていればお得になる情報もたくさんあります。
引っ越し代を浮かせることができれば、そのお金を使って新居で少し良い家具を購入することだってできます。
引っ越しの準備の際にはこういった細かいことも考えて、念入りに準備をするようにしましょう。