住民税を普通徴収で納付している方は、そろそろ住民税の納付書が届いている頃だと思います。
普通徴収の場合は年4回に分けての納付となりますが、皆さんはいつもどのように納付していますか?
銀行やコンビニに納付書を持って行って現金で払っている、あるいは振替納税をしているという方が多いのではないかと思います。
実は納付の仕方によっては得になる方法があることをご存知でしたでしょうか。
(注)今回の技が使えるのは住民税が普通徴収されている方です。通常、サラリーマンの方は住民税を給料から天引き(特別徴収)されますので、この技は使えません。
(注)記事は投稿時点の情報です。最新の情報はご自身でお調べください。
税金の支払いでポイントを貯めたい
誰しも税金のような大きな支払いをする時は、できることならクレジットカード払いをしてポイントを貯めたいと思うことでしょう。
クレジットカードのポイントは一般的には支払額の1%程度がもらえます。
1ポイント=1円として利用できるなら、税金が1%戻ってくるのと同じことになります。
10万円の税金を払うなら、1千円!
100万円の税金を払うなら、1万円!
税金の支払いは毎年あることなので、積もり積もれば大きな金額となります。
しかし、クレジットカードでの納付は限られた市町村でしかできません。
例えば、大阪市、西宮市、川西市、豊中市などではカード払いできますが、
伊丹市、尼崎市、宝塚市などではカード払いできません。(H29.6月現在)
また、カード払いできるとしても、多くの市町村ではカード払いの際にシステム利用料を徴収しており、ポイントの還元率と比較してみると損してしまう場合もあるようなので気を付けなければなりません。
ちなみに大阪市の場合には以下のようなシステム利用料です。
1%のポイント還元があっても、0.6%ほどの手数料が発生するので、実質的なお得度は目減りしてしまっています。
こんな欠点があるクレジットカード払いよりももっと優れた方法が実はあるのです。
ナナコカードを使ってコンビニ納付
セブンイレブンでの支払に使えるナナコカード。
これはクレジットカードではなく、電子マネーです。
利用するには、ナナコカードにお金をチャージする必要があります。
そして、これを使って住民税をコンビニ納付することができるのです。
(同じく電子マネーとして有名な楽天EdyやICOCAではコンビニ納付ができません)
なお、ナナコカードを使って支払をする際にはポイントは貯まりません。
ではどうやってポイントを貯めるのかというと、
ナナコカードにお金をチャージをする際にクレジットカードを使うとクレジットカードのポイントが貯まるのです!
ですので現金でのチャージは絶対にしてはいけません。
まったく意味がありません。
また、もう一つ注意しなければならないことがあります。
それは、ナナコカードにチャージしてもポイントが貯まらないクレジットカードがあるということ。
ネット検索すればそういう情報が色々出てくるのでここでは割愛します。
ナナコチャージでポイントが貯まるクレジットカードの中でも、おススメは楽天カード(JCB)かリクルートカードです。
私もそれぞれ1枚ずつ持っています。
楽天カードなら還元率1%で楽天ポイントがもらえます。(現在では、楽天カードからのチャージではポイントが貯まりません)
楽天ポイントは楽天市場で使えるので使い勝手が良いです。
リクルートカードなら還元率1.2%でリクルートポイント(ポンタポイント)がもらえます。
ポンタポイントはローソンやゲオで使えるのでこれまた使いやすいです。
なお、ナナコカードを使っての税金の納付は、1枚の納付書の金額が10万円までものしかできません。
(25万円まで払える裏技もあるようですが、詳しくはググってください)
10万円を超える納付書の場合には、市役所で納付書を複数毎(10万円以下)に分割して再発行してもらうこともできるようです。
(噂ですので真偽は不明)
ちなみに、阪神間では無いようですが、住民税をコンビニ納付できない市町村もあるみたいです。
例えば、姫路市や宮津市など。
コンビニ納付できるのかどうかは、手元に届いた納付書にコンビニ納付用のバーコード印字があるかどうかですぐにわかります。
まずは確認してみてください。
住民税以外でも使える
ナナコカードは、他の公共料金の支払い(納付書にバーコード印字があるもの)にも使うことができます。
国民年金、健康保険料、自動車税、水道代、電気代、ガス代など、公共料金の支払いも年間のトータル支払額にすれば結構大きな金額となります。
それをすべてナナコカードで払うことでポイント1%が還元されるとなると大きな節約になるはずです。
また最近、国税(所得税など)のクレジットカード払い(手数料あり)ができるようになりましたが、実は以前から国税はコンビニ納付をすることができました。
そして、手数料がかかる分、新たにスタートしたクレジットカード払いよりも、以前からあるナナコカードでのコンビニ納付の方がお得となります。
(金額が大きいとちょっと面倒ですが…。)
なお、関西電力への電気代、大阪ガスへのガス代など、クレジットカード払い(手数料なし)できるものはそっちの方でポイントをもらう方が楽です。
ちなみに、事業主が支払う労働保険料や社会保険料はコンビニ納付できません。
終わりに
これぞまさしく知っている人だけが得をしている裏技です。
同じ税金を払っているのに知らないうちに損しているかもしれないのです。
1%の還元率と言えども積もり積もれば馬鹿にはなりません。
実質的に税金が減っている(お金が戻ってくる)ので、これもある意味では節税です。
近くにセブンイレブンがあるという方は是非「ナナコで納付」を始めてみてください。