先日、友人に誘われて人生初めての釣りに行ってきました。
この年齢になって釣りデビューをするとは夢にも思っていませんでしたが、やってみるとこれがなかなか面白い。
今回は、”釣りざおにすら今まで一度も触ったことがない人間が、何の知識も無しにいきなり釣りをやってみたらどんな感じになるのか”という話です。
釣りをしたことが無い人もこれを見ればしたくなるかも笑
朝は5時出発
まず初めにわかったのが、釣りはかなり朝型の趣味ということです。(ゴルフと似てます)
「釣りは朝が早い」というのはうっすら聞いたことがありましたが、かなり早かったです。
釣り場までが遠いというのもありますが、朝は5時に車で出発。(起床は4時半でした!)
目的地の”じゃのひれフィッシングパーク”(淡路島の南の方)まで2時間くらいかけて行き、7時過ぎから釣りを始めるというものでした。
しかも、海は近いし朝も早いので気温はかなり低く、この時期(11月半ば)なのに”ヒートテックの上下”に”ダウンコート”を着て何とか我慢できるというような寒さでした。
海風の冷たさで耳が痛くなるので、”ニット帽”か”耳当て”も必須です。
海上釣り堀
今回行ったのは、”じゃのひれフィッシングパーク”という淡路島の南の方にある海上釣り堀です。
海上釣り堀という言葉もここで初めて知りましたが、それはその名の通り海の上にイカダを組んでその上で釣りをするというものです。
釣り堀なので魚はアミで仕切られたイケスに入れられており、そこから釣っていきます。
釣っていけば当然イケスから魚が居なくなっていくので、小まめに魚の補充がされるのです。
一般コースならイケスが4つ用意されており、好きなとこで釣りができます。
こんな感じ。
朝早いのに結構混雑していました。
わたしが知らないだけで釣り好きってたくさんいるんですね。
道具は不要
わたしは釣りは初めてなので、当然釣り道具は持っていません。
でも、持っていなくても気軽にできるのが釣りなのです。
釣り堀で釣りざおを貸してくれるし、エサも貰えます。
持って行く必要があるのは、クーラーボックスくらい。
これもそんなに大きくなくても大丈夫のようです。(小物狙いなら)
何も釣れなくても荷物入れになるので便利です笑
今回のエサはこの2つ。
”マダイストロングC”(栄養ドリンクみたいな名前…)
”魚の切り身”(何の魚かは忘れました)
釣りエサと言えばミミズというイメージしか無いので、魚を釣るのに魚を使うというのはちょっとした驚きです。
釣りエサはもちろん素手で触ることになるので手がメッチャ臭くなります。
それを海の水で軽く洗い流すというのも釣りの醍醐味なのかもしれません。
(これだけ寒いと海水の温度が温かく感じました)
釣りざおの扱いが難しい
釣るまでにも色々準備が必要です。
ウキから針までの長さを調節したり、針にエサをつけたり、投げ入れたウキが立つようにリールを巻いたりと初めてのこと尽くし。(長さ調整はむこうの人がほぼやってくれました)
この釣りざおの扱いが初心者にはとても難しいです。
リールがどっち回りなのかもよくわからないし、リールを片手で扱うのもサオの持ち方も不慣れだし、糸が変な巻かれ方をしてしまうし。
さらに、針にエサをつけるのも難しいです。
針が隠れるように、かつ美味しく見えるように、うまくエサをつけなければなりません。
わたしはいきなり針が指に刺さりかけるという洗礼を受けてしまい恐怖を覚えました。
(針が深く刺さったらマジで抜けないようです…)
しかし、これだけ慌ただしく色々と準備しても、つり針を水中に投入後はひたすら待ちの状態となります。
最初はひたすら待ちました。
ひたすら…。
2時間くらい…。
この間には、コンビニで買った朝ごはんを食べたり、談笑したり、海を眺めたりと、意外にも暇を感じませんでした。
釣りって、「釣れなければひたすら暇でつまらなさそう」というイメージがありましたが、これは誤りのようです。
海の上という非日常を感じれるだけでも、釣りに行く価値はあるのかもしれません。
2時間待っての大物
ひたすら待っているとサオに異変が…。
ウキが急に沈んだと思ったら、サオが突然重たくなったのです。
当たりがきた感触がこんな感じだとは知らなかったので大混乱です。
魚がかかればリールを巻くだけというような単純なものではなかったのです。
重たくなったサオは左右に振れて、さらに魚に引っ張られて固くなったリールを巻いていくのも大変です。
なんやかんや格闘して、どうにか釣り上げることができましたが、いきなりの大物(ハマチ)でした!
めちゃくちゃデカくないですか!?
こんなデカいのが釣れるとは思ってなかったので、ただただ驚きと興奮でした。
この後はとんとん拍子に鯛3匹が釣れました。
ハマチに比べると鯛ってだいぶ小さいです。
釣り上げるのもハマチを経験したおかげでかなり楽でした。
釣った魚はアミに入れて、海の中で生かして保管しておきます。
これなら釣った後も新鮮さを保つことができます。
結局12時まで粘って、この日の釣果(初めてこの言葉を使いました( ´∀` ))は、ハマチ1匹に鯛3匹でした。
率直な感想として、「初心者でもこんなに釣れるんや!?」と思いました。
ビギナーズラックなのかもしれませんが、これだけ釣れれば初心者でもかなり楽しめます。
釣った後は調理が大変
釣ったらそれで終わりではありません。
食べるための調理が必要なのです。
鱗を取ったり、3枚におろしたり、身を切り分けたり。
釣り堀で有料でやってくれるのですが、自分でするのも良い経験。
道具の揃っている友人の家で解体していきました。
これのせいで翌日は腕が筋肉痛です笑
しかし、この苦労も美味しい魚料理を食べるため。
おかげで新鮮な魚料理をたっぷりと食べることができました。
ハマチの刺身
鯛めし
鯛の煮つけ
もうしばらくは魚を見るのもイヤというほど食べました笑。
終わりに
誰かに誘ってもらわなければ、わたしは釣りなんて一生しなかったでしょう。
この釣り上げた時の感動と興奮を知らないままで人生を過ごすことになっていたのです。
「そんな大げさな!」と思うかもしれませんが、釣り以外でもそういうこと(楽しさを知らないもの)ってたくさんあるはずです。
新しいことへの挑戦って自分の知らない楽しいことを知る良い機会だと思います。
やったことのないことを誰かに誘ってもらった時には、それはチャンスだと思って積極的にやってみた方がいいのだと改めて気付かされる1日でした。