妊婦さんは色々と大変なことが多いです。
つわりはもちろんのこと日常生活でも気を付けることがたくさんあり、かなりつらい時期もあることでしょう。
そんな中うっかりしてしまうことも多いはず。
うちの嫁は今回の妊娠中に妊婦検診助成券をうっかり無くしてしまいました。
9万円相当の助成券を…。
しかも、1度も使うことなく…。
果たして妊婦検診は全額自腹となってしまうのでしょうか。
今回は、その実体験をお話します。
妊婦検診の助成制度とは?
妊婦検診の費用の一部を各市区町村が負担してくれるありがたい制度です。
各自治体によって制度内容は若干異なりますが、多くの自治体では助成券を妊婦さんに配布して、それを病院での検診時に利用することで本人負担を軽減させています。
妊婦検診は健康保険の適用外なので本来なら全額実費負担が必要なところ、この助成制度のおかげでかなり軽い負担で済むのです。
子育て支援社会に感謝ですね。
各自治体によって助成金額は異なりますが、8万円~9万円のとこが多いようです。
伊丹市は太っ腹の9万8千円!
1万5千円券1回、1万3千円券1回、6,000円券10回、5,000円券2回が配布されます。
そんな大切な助成券をもらって2週間で紛失!
伊丹市では助成券を母子手帳発行時に交付してくれます。
その時に、「助成券は紛失したら再発行できませんので大切に保管してください」と言われるのです。
助成券をもらってから最初の妊婦検診までは数週間ほどあります。
その間、大切に保管し過ぎた結果、どこかに行ってしまったのでしょう。
妊婦検診当日に家中探し回ったけれども、結局出てきませんでした。
間違えてほかしてしまったのか、カバンに入れていて外でうっかり無くしてしまったのか、真相は不明ですが、とにかく無くなってしまったのです。
伊丹市に相談だ!
もしかしたら何とかしてくれるかもという一縷の望みで、伊丹市の担当部署に相談に行きました。
そこでは思った通りの回答。
「再発行はできません!」とのこと。
嫁「…」。
向こうの担当者も不憫に思ったのでしょうか、「もう一度しっかり探してみてください。それでも出てこなければ妊婦検診の領収書を全て残しておいて、出産後にもう一度来てください。」と言って下さいました。
この言葉を信じて、妊婦検診の度に全額実費負担した領収書を大切に保管しました。
今度こそ大切に。
出産後、再び相談に!
出産後落ち着いてから、再び担当部署に相談に行きました。
前回の相談を覚えてくれていたようで、「結局、探したけど見つからなかった」旨を伝えました。
光栄(?)なことに、今まで伊丹市で妊婦助成券を1度も使うことなく無くしてしまった事例は初めてだったそうです。
その前代未聞の馬鹿野郎にどういう対処をしてあげられるかは簡単には決められないようで、「担当部署や上層部で協議するからしばらく時間をください」とのことでした。
かくして、追っての連絡を待つことになりました。
2週間ほどで連絡が!
中々連絡が来ずもう諦めかけていたそんな時、ようやく電話が。
その結果は…。
なんと、助成が受けられるとのこと!
うまいこと協議をしてくれたようで助かりました。
どのように検診代を返してもらえるのかというと、銀行振込だそうです。
実家に帰省していて伊丹市の助成券を使えない妊婦さんへの助成措置が元々あるのですが、それと同じような措置を特別にしてくれるとのこと。
本来この措置は、使っていない助成券と妊婦検診の領収書を使って、その分の助成金が支給されるというもの。
うちの場合は、助成券は無いけど領収書だけでなんとかしてもらえるようです。
こんな感じの申請書を書いて後日(2か月後くらいに)銀行振込してもらえました。
伊丹市は妊婦に優しい!
今回の1件はこの一言に尽きます。
他の自治体ならどうなっていたかわかりません。
特別な対応を取ってくれた伊丹市には大感謝です!
助成券を無くしたらそれで終わりの融通の利かない自治体もきっとあることでしょう。
終わりに
助成券をもし無くしてしまったら、すぐに市役所に相談に行きましょう。
お役所仕事と思われがちな市役所ですが、意外と柔軟な対応をしてくれる場合もあるのです。
妊婦に優しい自治体なら、きっとなんとかしてくれるはず。
なんとかしてもらえなかったら、次の市長選では別の候補に投票しちゃいましょう笑