食洗器(=食器洗浄機)の設置ってやったことありますか?
食洗機を新たに購入した時や買い替えた時、はたまた引越しした時なんかにする機会があるのですが、まあ滅多にするものではありません。
滅多にすることがないからこそ、食洗機の設置には意外な落とし穴があったのです!
今回は、食洗機の設置でメチャクチャ苦労してカバーナット(蛇口の部品)を外した話です。
カバーナット外しがどうしてもうまくいかずに途方に暮れている人は最終手段としてこの方法を試してみてください。
ただし、かなり荒っぽい方法なのであくまでも最終手段です笑
水栓の分解
食洗機を使うためには、既存の水栓(水道の蛇口のとこ)を分岐させて水を取り込む必要があります。
その分岐のために分岐水栓という部品を既存の水栓に取り付けるのですが、その取付の際の水栓の分解が非常に厄介なのです。
分解手順は至って簡単なのだけど…
蛇口をひねるところは六角レンチで簡単に外れます。
あとはすぐ下にある「カバーナット」を外すだけで、分岐水栓を取り付けることができます。
”カバーナットを取り外すだけ”と一言で書きましたが、これがひじょーに難しい!
これを外すだけで合計3~4時間は費やしてしまいました。
カバーナットが固着!
本来はモンキーレンチ1本で簡単に外れるようなのですが、なぜこんなにも外れにくいのかというと…
長年の水道の使用で水垢等が蓄積して固着してしまっているからなのです!
固着してしまったカバーナットは、通常の取り外し方法では全く歯が立ちません。
そこでグーグル様の出番なのですが、「カバーナット 固着」で調べれば色んな記事が出てきます。
多くの人がやはり、これに手こずっているようです。
グーグルの検索記事を参考に、できるだけ蛇口を傷つけないような優しいやり方を色々と試していったのですが、どれだけ頑張っても全っつ然外れません!
例えばこんな方法をやりました
まず、熱々の熱湯をカバーナットにたっぷりとかけます。
続いて、カバーナットの上からゴムをグルグル巻きにします。
そして、「ウォーターポンププライヤー」という工具で掴んで反時計回りに回します。
この時、蛇口の根元が回ってしまうと中の配管を傷めてしまうので、回らないようにしっかりと押さえます。
といった具合に、グーグルで調べた方法を色々と混ぜ合わせて試したのですが、全くうんともすんとも回りません。
1時間ほど格闘しましたが、ダメでした。
日を開けて2~3回同様に試しましたが、やはりダメでした。
そこで、最後にたどり着いたのがこの方法だったのです。
金づちで百叩きの刑
恐ろしい方法です。
蛇口が傷つくのを覚悟のうえで、叩き続けるのです。
百叩きと書きましたが、そんな生ぬるいものではありません。
実際には三百回近くは叩きました。
「傷つけないためにゴム製のハンマーを使えばいいのでは?」と思うかもしれませんが、固着を取るためには「カツン」と衝撃を与えるのが良いようです。
ゴムだとこの「カツン」の衝撃は与えられず、逆に蛇口の根元を傷めてしまいます。
そして、ついに回った!
50回ほど叩くごとに、ウォーターポンププライヤーでカバーナットを回すという方法(上で紹介した方法)を続けていくと…
三百回近く叩いて、やっとカバーナットが回ったのです!
回りさえすれば、いとも簡単に外れます。
金づちで叩きすぎて、全体的に傷だらけになってしまいましたが…。
外した跡はこんな感じ。
水垢汚れが接続部分にびっしりと付いています。
外してから気付いたのですが、カバーナットの接続部分は下の方にあります。
なので、金づちで叩くときにはカバーナットの下の方を叩いて固着を外すべきだったようです。
そうすれば、百叩きくらいで済んだかもしれませんね。
あとは5分で接続完了!
カバーナットさえ外れればあとは簡単です。
5分もあればホースを接続できます。
使った道具たち!
今回のカバーナット外しで使った道具はこんな感じです。
- ウォーターポンププライヤー(2,000円弱)
- 金づち(家にあったもの)
- ゴム(200円くらい)
- ゴム手袋(100均)
- 湯沸し器(家にあったもの)
道具集めはコーナンと百均で、3,000円もかからなかったです。
業者に頼むと1万円以上するようなので、まあ自分でやって良かったかなと思いつつ、労力は恐ろしくかかってしまったので何とも言えない感じですが…。
終わりに
今回紹介した方法は、カバーナットを外すための最終手段です。
まずは、他の方法で試してどうしても外れない時にやってみてください。
この最終手段はカバーナットを激しく傷めてしまうので、あくまでも自己責任でお願いします。